美容とお手入れ

2009-06-06

最近ちょっと考えてることを書きます。


私は美容専門学校でトリミング・グルーミングを学んできました。
ただトリマーとして働くのではなく、この職業を生かして
何か飼い主さんのお役に立てることはないかな・・と思って企画したのが講習会です。

ショップ勤めをしていた頃、見習いさんにグルーミングを教えることがあったのですが、
トリマーの「美容」をそのまま飼い主さんにも教えることが正解なのかと考えるようになりました。


獣医さんと、トリマーとのお手入れに対する見解が違う部分があることに気づいたのも
講習会を始めてからでした。

また獣医さんのサイトを見たり、お話を聞いたりすると、トリマーの美容は
「プロのお手入れ」だということを実感しました。

スリッカー、コームは使い方次第で皮膚を傷めることもあるし
お耳の毛を抜くカンシでお耳を挟んだり、爪きりは出血する可能性もあります。



例をあげればブロー。
美容でのブローは「乾かす」ことが目的ではありません。
カット犬種はカットがしやすいように、うねりやクセを「伸ばす」という目的があります。

わんちゃんの皮膚は人間よりも薄く、
シャンプー時のシャワーの温度は「ぬるま湯」程度が理想です。
ちなみに私が普段シャンプーするときの水の温度は27度~29度くらい。
(先日計ってみました。皮膚病のわんちゃんの水温は特に低めで夏場はほぼ27度前後です)

このことからわかるように、皮膚が薄いわんちゃんに高温のドライヤーでブローすると
皮膚を傷めてしまいますね。もちろん、披毛も。
なので、ドライヤーは使用せずタオルで水気をよくとって自然乾燥という方法もあるんです。


先ほども書いた美容でのブローで自然乾燥はまず、ありません。
披毛をベストな状態にするため、ブローで伸ばすには風と多少の熱が必要になります。
ちなみにペット用ドライヤーは熱量があまり出ないよう設定されています。
家庭用ドライヤーのように熱風ではなく温風程度の熱量です。
その為、技術者が使えば短時間で、皮膚、披毛を傷めることなくブローが可能なんですね。

ところが仮に冷風のみでブローした場合、
伸びにくい上にスリッカーブラシで乾くまで何度もブラッシングしなくてはならないのです。
これでは皮膚をスリッカーで傷めてしまいます。


家庭用のドライヤーって結構高温です。

なので、トリマーの美容と同じ要領でご家庭でブローしてくださいと教えちゃうと・・・
結構・・・・というか、かなり大変ですね。

私の犬は前居た子も含め中型クラスなので
ブロー覚えたての頃に自宅で一回シャンプーブローして、かなりの時間と労力に疲れてしまい、
それ以来、一度も自宅ではブローしていません。


美容の面で言えばせっかくシャンプーして綺麗になったんだから
ぬれたまま床にゴロンゴロンして汚れるのはもったいないな~って思うんです。
キューティクルは広がったままで、毛も痛むし。

本格的なブローはプロの技。
でも、家庭用ドライヤーでは時間がかかる。

冷風ターボ機能のあるハンドドライヤーがあると便利なんですけどね~
Nobbyのドライヤーとか。



余談ですが、私の髪はほぼ冷風で乾かしています。
幸い、「ブローを必要としない犬種・・・・じゃなくて髪質」のようです。


「髪質どうこうじゃなくて、単なる面倒くさがりやん」

と、ツッコミ入れたあなた。



・・・大正解。


いやいや、高温だと髪が傷みますからね。
それもあるんですよ(汗)本当ですってば~

一応ノビィのドライヤーも持ってるんですが、
美容学校時代に大活躍した為、出てくる風が・・すごい臭い。

懐かしい香り・・・と言えば懐かしい香りです。

250頭近くの犬舎を毎朝、同期の皆と掃除してたっけ。
家に帰ると「クサっ!お風呂先に入って!」」って言われたっけ。

それはそれは、すごい臭いでした。
ゲージの中でウ○チ踏みまくった足で「へっへっへっ・・・」と
お出迎えしてくれるわんちゃん達。

臭かったけど、楽しかった2年間。




話が脱線して、何書いてたのかわからなくなりました。


では、まとめに入りましょう。


皆さんに分かりやすく、実践しやすい基本的なお手入れ方法を教えていくことが
私のこれからの課題です。
今後、獣医さんや知人のトリマーさんと話し合いながら飼い主さんにとって
ベストな家庭でのお手入れを犬種別で考えていきます。



補足ですが、お手入れの基本中の基本は「保定」にあると思っています。
わんちゃんを体を手で支えて安定させ、その状態を保つことですね~。

保定ができるということは
作業する側にとっても、わんちゃん側にとっても負担が少なく
とても効率的です。
保定は美容のときだけでなく、動物病院でも役に立ちますよ。



まずはあなたの愛犬の「保定のプロ」になってみませんか~?^^
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保定のプロかぁ!

講習会でも質問させて頂きましたが、チワワのHARUでも
保定って私四苦八苦してました(^_^;)
特に、肛門周辺の毛をバリカンでカットする時!
肉球周辺の毛とお腹と肛門周辺の毛だけは、月1回ぽちゆみ
さんにお願いする間に自宅でもカットしていますが、その時
肛門周辺だけがどうしても恐怖なのです
肉球とお腹は私の膝の上にゴロンとさせてカットできるのですが、肛門だけはHARUは立ち姿勢じゃないとカットできません
床にHARUを立たせ、私は床に肘を付いてカットしているのですが、なかなか難しい感じ((+_+))
なので、お腹側から手を肛門側に入れて支えるって、なるほどって思いました!
あと、シャンプーする時に頭を保定する時に、アゴの下をちょっとつまむ(?)といいとか、今までは、耳を両サイドから押さえるようにしてましたが、HARUすごく嫌がるんです((+_+))
これからも色々と教えて下さい!<(_ _)>♪

☆HARUママ♪さんへ☆

保定って、「触られて気持ち悪くないポイント」だったり
動いちゃだめだよ~っていう「気」だったりが重要だと思います。

もちろん、大きさも性格も様々なので、
「ここを触るといいですよ~」と言えないのが生体の難しいところですね~

肛門周りのバリカンですか。
多分、尻尾を片手で持ち上げてから右手でバリカンをかけると思うんです。

うまくできないのは・・・多分HARU君の場合ですと、
もうすこーし尻尾をぐいっと上げてみてはどうでしょう~?
尻尾をあげるときの手はしっぽの根元からつかんで上げる感じ。
先のほうや中間をつかむとスルリと逃げちゃいますし、
おしりが自由に動いてやりにくかったりします~

こちらが動じずに落ち着いてやることがポイントです~
あとはHARUママさんがやりやすい体勢がいいですよ^^

わかりにくかったらごめんなさい~。
次回コツを教えますね。

大丈夫です!きっとうまくできますよ。
私でよければ何でも聞いて下さいね~

No title

ブログを書くようになって自分のワンコの為に一生懸命いろんな事を勉強しようとするブロガーさんを見て何か役にたてばとブロガーさんに会いにいった時に講習会もどきをするようになりました。
私にとっても普通の飼い主にどうやったらわかりやすいかが今の課題です。
なんでもこっちからの考えでの話ではなく普通の人でもやれるにはどういう事を大切にしたらいいかというのが今考えてる事です。
トリマーに教えるんじゃないんですから。
でもすごく楽しいよ。
今はそれをなんとか活字にしたいと思ってるんだけどね・・・・・

☆グレース@ママさんへ☆

そうですね、ご家庭での美容を教えるのって結構考えます。

活字で表現するのも、本当に難しいです。
共通した表現をすることに、どうしようか悩みます。

美容学校で習った知識と社会に出て身につけた知識。
内容の全てが一致するかというとそうではなくて。
でも、それが間違いかというとそうでもなくて。

飼い主さん向けのお手入れを考えることは楽しいし、
また自分自身の勉強にもなりますね。
全ての犬種、飼い主さんに共通して教えたいのはやはり「基本」です。

しゃべるのは苦手な私なのですが、表現上手になれるように
もっと勉強したいと思っています。

プロフィール

ぽちゆみ

Author:ぽちゆみ
11月2日生まれ

サルサが大好きな
踊るトリマーです♪

相棒ぽちポンタと一緒に
楽しい企画や情報を
皆様にお届けしていきます~☆

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